③ソフト会社のオフショアビジネス

Pocket

他社と異なる“差別的な独自”のやり方を実行する

⑴中国への単純なオフショア開発ビジネスは縮小していく

1-1 日本国内でのソフト開発会社の業績は2007年をピーク に低迷している。
 低迷の原因としてはリーマンショックの影響が大きい。
    リーマンショック以降、日本企業の責任者は景気の先行きが読めないために
 “大型のIT投資”を控えているからである。
 

 更には2011年には東日本大震災やタイの洪水等の想定外の事態も発生し、
 更に景気回復に水をかけている。
    ソフト開発会社としては日本での受注はあまり伸長が望めない。
  今後は成長市場の中国などアジア地域での受注拡大を検討する必要がある。
   中堅ソフト開発会社は「国内だけからの受注」から「海外からの受注」にも
 対応できる社内体制にリストラクチャリングする必要がある。

 中堅ソフト開発会社は現状のままでは生き残れなくなっており、
 下記の二者選択が迫られている。
 A“寄らば大樹の陰で”、大手ITゼネコンの下請を甘んじて続ける
 B“自社独自で”新しいビジネスモデルを構築する
 
 大手ITゼネコンは人件費などの固定費を削減しながら利益をやり繰りしながら
 なんとかしのいでいる状況である。大手ITゼネコンには
 中堅ソフト開発会社と一緒に戦略的なビジネスモデルを検討したり、
 育成する余裕はない。また大手ITゼネコンは大量の従業員を抱えているため、
 リスクを伴う急激な戦略変更などの大きな方向転換はむつかしい。

 一方中堅ソフト開発会社は、意欲と技術力さえあれば、
 独自に“柔軟性と機動性”を発揮して“クラウドサービス”等を活用すれば
 大きなコストをかけずに、画期的なサービスを提供できる時代になってきた。
 新しいビジネスモデルとして“システム監査の視点”を強化してコンパクトな
 ソリューションも考えられる。
 しかし中堅ソフト開発会社は“営業力やマーケティング力”が弱い。
 市場がある程度大きくなると大手ITゼネコンが参入してくる。

 グローバル時代の“勝者は一人”だけで、“残りは全て敗者”である。
“バブル時代”は同業他社と同じことをやっておれば利益を確保できたが、
“グローバルかつ不況の時代”は、他社と同じことをやっても利益は確保できない。苦しくとも他社と異なる“独立独歩”のやり方を追求しないと生き残れない。

以上

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)