ITC京都 南京視察 2007年9月14日~18日
NPO法人のITC京都の会員十数名の有志で
「南京大学と江蘇省のIT企業家」と交流を図った。
中国のIT企業家と直接コミュニケーションできて大変有意義であった。
後日ITC京都で南京視察の報告会が開催された。
ITC京都のバイリンガルの戴さんの尽力で滞りなく全てうまくいった。
スケジュール
①江蘇省のIT企業との交流会
②南京大学
感想
江蘇省(Jiangsu)は中国の産業の拠点であり,南京はその中心になる。
蒋介石時代の中華民国では南京臨時政府の首都であった。
IT産業は発達しており、そのレベルは高い。
南京大学では情報システム部門を中心に見学した。
http://liuxue998.com/11601%20nankin%20daigaku%20.html
南京は他の中国の都市と異なり、昔の優雅なロマンのある「本来の中国」の
文化が一番残っている都市である。 江蘇省の都でもある。
江蘇省は他の中国の都市と異なり、昔の優雅なロマンのある「本来の中国」の
文化が一番残っている都市である。中国で一番豊かで住みやすいところである。
「上有天堂、下有蘇杭」 (天上に極楽あり、地上に蘇州・杭州あり)という諺がある。
shàng | yǒu | tiān | táng | xià | yǒu | sū | háng |
私は、1998年に、日系の南京工場(プリンタを生産)を
数回訪問したことが有る。
1998年当時と比較すると、2007年の南京は町並みが近代化していたのに驚いた。
現在はもっともっと近代化していると思われる。しかしスモッグも出ていると思われる。
今年8月には、 青年奥林匹克運動会《ユースオリンピックゲームス》
qīng | nián | ào | lín | pǐ | kè | yùn | dòng | huì |
が南京で開催された。主要会場周辺では、町並みがきれいに整備されたそうだ。
期間中は空もきれいになったそうだ。
個人的な話になるが、私は日本生まれであるが、私の家族は上海からの
戦後の引揚者である。 泥沼の 日中戦争があり、終戦後蒋介石の軍により
終戦後は収容所に集められて、 着の身着のまま 上海から長崎港に
復員輸送船でやっと帰国したそうである。
何故か私の家族は中国が‘大好き派’と‘大嫌い派’に二分される。
但し中華 料理だけは家族全員が好きである。
中国の文化は独特で個性が強いため、日本人 を‘大好き’か‘大嫌い’かの、
どちらか両極端にさせる傾向がある。
私の場合、 19世紀以前の昔のロマンのある「本来の中国」は大好きであるが、
現在の金儲け に忙しい21世紀の「虚構の中国」はあまり好きになれない。
相互不信の元凶、歴史認識問題の根源は何か ?
「関係安定へ属人的パイプの制度化を急ぐべき」
――王雪萍・東洋大学社会学部メディアコミュニケーション学科准教授
http://diamond.jp/articles/-/60149?page=5
これからの日中関係
中国人から見た日本に対する印象は「嫌いな国でもあり、かつ好きな国でもあ る」と
いうように矛盾しているようである。
中国人が「日本人を嫌い」な理 由のほとんどは明治時代以降の歴史(日中戦争など)によるものでる。
日本と中 国の政府間の関係では、国益という‘建前’が絡むので、
対立はどうしても避けられない。政府間の関係は当分は改善しない。
国と国の関係は両政府に任せて、今回の南京視察のように
私達は日本人と中国人の民間の関係をベース に‘ 本音’で
どんどん友達関係を発展させればよい。