古くから金毘羅さんの門前町として栄えてきた。
門前町の落ち着いた情緒がある。
江戸時代に金毘羅参りが盛んになり、
全国から金毘羅街道を通じて多くの参詣客が集まった。
江戸時代に、自分で行けない人は狗に代参してもらった。
「こんぴらふねふね……」の歌でおなじみ本宮は
琴平山の中腹にある。
そこまでの参道は石段。その数785段。
さらにその奥には奥社があり、合計1,368段の石段を上る。


代参をしたのは“人”だけではなかったのです。「こんぴら参り」と記した袋を首にかけた犬が、飼い主の代参をすることもあった。袋には、飼い主を記した木札、初穂料、道中の食費などが入っていました。犬は、旅人から旅人へと連れられ、街道筋の人々に世話をされ、目的地にたどり着いた。「こんぴら参り」の代参をした犬は、特に「こんぴら狗」と呼ばれたのです。
